ウエディングの準備期間も、
かけがえのない想い出になる。

ウエディング当日は花火大会のようなもの。ずっと準備を重ねてきたことを集ってくれたゲストに御披露目する日。多くの笑顔と祝福に包まれながら、時間はまるでジェットコースターのように流れていく―――――。そしてその至福の時間は、未来永劫に2人の記憶に刻まれる。ただそれだけじゃない。準備期間には、2人がそれぞれに持ち合わせる「価値観」の答え合わせをしながら、時には理解を深め合いながら、一つひとつのモノ&コトを組み立てていく。こうした時間もずっとこの先、ウエディングの思い出話では顔を覗かせる。ポジティブに優しく、そしてワクワクしながら準備期間も楽しんでもらいたい。それもウエディングコーディネーターの願い。

ゲストのお1人ずつに
想いを馳せる、
必ず“幸せキブン”が訪れる。

幼い頃、親しい友人に招かれた“お誕生日会”。定番のカレーライス?に大嫌いなグリーンピースが入っていない。でも周りの友人には沢山。聞けば主役が自分の偏食を母親に伝えてくれていたとのこと―――――。ウエディングのギフトで好きなものがセレクトできる「カタログギフト」。それもいい。でも自分の趣味嗜好を覚えてくれていて、あるいは周りの人に聞いてくれて、セレクトされたものが用意されていたら・・・・・。そう、多くの人は自分の事をよく覚えてくれていて、知ろうとしてくれている“想い”にココロが動くもの、感情が動くもの、それが「感動」だから。

ウエディングという未完成品を
完成へと導く、
情熱的なウエディングコーディネーター。

招待状もドレスもブーケも進行も演出も・・・・・。これらウエディングアイテムの種類や組み合わせは多岐に亘るもの。まずはテーマを決めて、そのテーマに則りながら一つひとつ、時には後戻りもしながら、組み立てていく。そう、ウエディングは決めることは決まっていても、モノ&コトそのものは決まっていない「未完成品」。こうした一連のコーディネートをプロとして、予算とこだわりのバランスを観ながら「完成品」まで導くのがウエディングコーディネーター。そこにはセンスとスキルはもちろんのこと、何よりも“情熱”が重要。2人のウエディングに対する想いに“家族に一番近い他人”として寄り添うチカラ。

披露パーティの温度は、
家族愛から伝播する。

よく合う人、久々に会う人、初めて会う人・・・・・色んな関係性のゲストが2人の祝福に駆け付けて、一つのパーティを楽しむ。そこには「喜び・楽しみ」と共に「緊張・遠慮」も同居している。この後者の空気を溶かしてくれるのが、2人と家族が触れ合うシーン。開宴前の2人のプロフィールをMCではなく、それぞれの母親に愛情を込めて振り返るように語ってもらう、乾杯後には、まず2人はそれぞれの家族席へ駆け寄ってハグをしながら感謝を伝える。花嫁からの御手紙朗読を冒頭に行う・・・・・。そうしたシーンから拡がる温かさは、ゲストのココロを穏やかに、そして優しくしてくれるもの。またこの潤いはゲストにとって一番のギフトになる。

それぞれのウエディングアイテムを
司るプロフェッショナルメンバーの
チームワーク

衣裳スタッフ、スタイリスト、フローリストを始めとしたビジュアル担当、そしてMC、サウンドオペレーター、ライティングオペレーターなどから編成される進行&演出担当。ウエディングでは、さまざまなウエディングアイテムが同じ時間、同じ場所で交錯する。そしてそれぞれを司るプロフェッショナルメンバーは「共通目的」である“唯一無二のウエディング”を成功へと導くために機能する。スキルと共に求められるのは、フォーメーションとチームワーク。直前のミーティングはもちろんのこと、日々のコミュニケーションと同時に、「流れ」を大切にするスポーツやオーケストラのように引立てあい、貢献し合うマインドが求められる。

ウエディングアイテム

いつでもいつまでも2人が
帰ってこられる場所であり続ける。

「もうウエディングコーディネーターの○○さんには逢えないの?」「もうあの丘の坂を上ることはなくなるの?」。ウエディングを終えた2人からそんな言葉が多く寄せられるようになった2004年。雑貨ショップを皮切りに、レストラン、宿泊施設などを整備。一方、一周年を迎える家族が集まるパーティや記念日の食事会のほか、年中催されるハロウィンパーティやクリスマスイベントなどの数々。これら全ては、2人とザ・チェルシーが「いつでもいつまでも」繋がりゆく掛け橋で在り続けるために、そしてまた、2人が暮らす街の“ワクワクとドキドキ”に寄与し続けるために大切にしている。

世界中から集めた
こだわりのおもちゃ箱、
“ウェディング ラボ”を活用する。

2000年、ミラノ、パリ、NYにおいて、パーティコーディネートに精通した現地バイヤーのネットワークをフルに活用し、パーティシーンを彩るコーディネートアイテム&ファニチャーの買い付けをスタート。フラワーヴェイス(花器)、キャンドルホルダー、ペーパーアイテム、シェードランプほか、約400種類からなるアイテムを、ザ・チェルシー1階の“ウェディング ラボ”に集積。ウエディングコーディネーターのサポートにより、2人がイメージするビジュアルをテーブルコーディネートを始めとしたインテリアコーディネートに展開。2人らしさが色濃く細部に現れる。

日本特有の美しき四季、
旬の食材にこだわること。

はるか昔から世界中で、人が集い語らうシーンの“まん中”には、いつも美味しい“ごちそう”があるもの。日本特有の美しき四季。ザ・チェルシーでは、春夏秋冬それぞれの旬の食材に感謝し、活かすことを大切にするため、メニューは季節ごとに年4回一新。こうして生まれたメニューの中から、コースメニューを構成する一品一品をセレクトできる「プリフィックススタイル」を採用。またウエディングでは幅広い年齢のゲストが集うため、オードブルからお凌ぎまでを、日々使い慣れている「お箸」の利用をメインとしている。(アレルギー対応可)

大親友を自宅に招いた時に
どうするか?を大切にして。

ホールスタッフは皆「大親友を自宅に招き入れた時の“おもてなしマインド”」をイメージ。格式高さよりも美しさよりも、ゲストのココロがホッコリするような、優しくて親切なサービスを重視。単なる「お運びさん」ではなく、ゲストが料理を食べる「最良の環境創り」を2人に代わって担う「黒子」として立ち振る舞う。ゲストの“おてもと”への目配り、気配り、ココロ配りはもちろんのこと、照度、音質、室温などの「COMFORT(居心地)」までを五感のアンテナを研ぎ澄ましながらコントロールする“エンターテイメント(おもてなし)集団”。

マッチ箱じゃない、
ウエディングパーティだけに
こだわったホール。

ウエディング、宴会、会議、研修・・・・・何にでも使用できる四角四面のホール造りじゃつまらない。ザ・チェルシーでは「色んなケースを想定しすぎると“こだわり”が曖昧になる。」という思考の下、愚直なほどにウエディングパーティだけをイメージしながらホール創りを進めている。どの方向にカメラを構えようとも退屈しないインテリアデザイン、キャンドルライトを計算した照明計画、ゲストの動線を束縛しない付帯施設、そしてサービス動線も・・・・・。それらは全て、その空間の用途と共に、そこに身を置くであろう人を想い、真っ直ぐに向き合うことでしか出逢えない“本質”があると信じているから。

平均点はつまらない、
多数決は誰も幸せにしない。

ザ・チェルシープロジェクトのスタート以降、ずっとこだわり続けていること。それは“ザ・チェルシーらしさ”という判断基準。箸置きから壁紙まで、万人受けは狙わない。“これもいい”じゃなく“これがいい”というエッジを求める人の思考を優先し、モノの見方、考え方を「金太郎飴」のようにブレなく貫き通すこと。わき目を振らない、寄り道もしない。こうして醸成された世界観に求めたのは「本物の空気感」。そしてそれを支え続けるのは、ウエディングという“文化”を尊び、その“文化”に携わる事を誇りに想うメンバーの存在。